IQというのは、直線上の値で、標準化された数値で、優劣が決まるわけだが・・・そんなはずないというのは直感的にも分かる。
どのような要素が関係するか、すこし、踏み込んだ研究
Fractionating Human Intelligence
Neuron, Volume 76, Issue 6, 1225-1237, 20 December 2012
知能計測というのは、一つの物差しだけで、測れるものなのだろうか?
ヒトの広汎な知能の曲面を、のうの機能的結びつきを反映する一般的能力や要素をわけて、個別の要素モデルと比較し、脳のはたらきのネットワークのアナログとしていくつかの構成要素を示した。アンケート指標を用いてこれらのインテリジェンスに関わる独立した要素を確認した報告
記憶、論拠づけ、注意集中、プラン能力、バックグラウンドの調査、ライフスタイル習慣に関わる12の認知機能検査
広汎な認知機能を研究し、3つの独立した要素“短期記憶力、推論能力、言語能力”で説明出来るとした。
一つの構成要素、IQではすべては説明困難。
故に、fMRIのような脳画像化システムを用いて、認知機能の差が、異なる脳回路にマップ化することで説明可能であった。
また、年齢、性別、コンピューターゲーム遊びの影響などについても新しい情報が提示された。
習慣的脳トレーニングは認知機能を必ずしも改善せず、むしろネガティブな影響を記憶、推論能力に与えることが分かったと、 Owen (Canada Excellence Research Chair in Cognitive Neuroscience and Imaging and senior investigator on the project)
興味あることに、コンピュータゲームを習慣的に行うひとは、推論や短期記憶に関して有意なパフォーマンスを示した。
喫煙者は、短期記憶、言語要素のパフォーマンス低下。
不安状態にある場合は、短期記憶特に低下。
2012年12月21日金曜日
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