Year in Review: Alzheimer's Disease: Amyloid 'Proponents' Soldier On
By John Gever, Senior Editor, MedPage Today
Published: December 20, 2012
http://www.medpagetoday.com/Neurology/AlzheimersDisease/36562
イーライリリーの、8月のEXPEDITIONトライアル(抗アミロイド薬:solanezumab)は有意なベネフィットを示せなかった。モノクローナル抗体であるBapineuzumab もまた、rogue proteinターゲット薬だったが、結果が得られてない。
Eli Lilly and Company Announces Top-Line Results on Solanezumab Phase 3 Clinical Trials in Patients with Alzheimer's Disease
August 24, 2012
http://newsroom.lilly.com/releasedetail.cfm?releaseid=702211
かりに仮説が正しくても、巣でのプラークが広汎となってる状況では、抗アミロイド治療は有効では無いのかもしれない。治療ターゲットを間違えてることには違いないが・・・
だが、イーライリリーは、薬が不発だということを認めてない。 二次解析にて、中等度アルツハイマーに希望を託しているようだ。
そして、MK-8931。
メルクは前駆物質からβアミロイド蛋白をcleaveする、(γセクレターゼとは別の主成分)の酵素であるβsecretase、BACEの経口阻害剤で、βアミロイド産生減少効果を示す薬剤。
第1相では、健常者で、MK-8931は髄液中βアミロイド蛋白を90%減少。これを期にPII/IIIトライアルと進んでいる。1700名もの大規模研究へ。
やはり、βアミロイドは疑いなくアルツハイマー病の病理要素であるが、これのみをターゲットとするのではなく、多くの要素を治療ポイントとして考慮すべきだろうと・・・過リン酸化としてのτ蛋白のが次のターゲットになるのかもと。
そして、乳がんをたとえにして、HER2のみが乳がんの原因ではないと・・・
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