2013年1月11日金曜日

多岐にわたるビスフェノール有害性 ・・・ 小児腎障害への影響も・・・

のろまな厚労省・・・調査及び対策はまだ?

ビスフェノールAについてのQ&A
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html
このQ&A記載H22年改訂後も、様々な疫学調査結果が累積されてる。
日本国政府は、この有害性に関する情報をそのまま知らぬ存ぜぬで、済ますつもりなのだろうか?


他の環境ゴロ運動と混同してる人もいるようだが、レフリーのある一定の評価有る雑誌に掲載されている、ビスフェノールAの有害性報告。 


Bisphenol A exposure is associated with low-grade urinary albumin excretion in children of the United States
Kidney International , (9 January 2013) | doi:10.1038/ki.2012.422


尿中ビスフェノール A :Urinary bisphenol A (BPA)はBPAの暴露バイオマーカー
中国成人では検査値上の心代謝系問題と関連し、軽度アルブミン尿と関連報告
さらに、子供での大人にはない化学物質環境的暴露への脆弱性が知られてるが、子供での尿中BPAとアルブミン尿との関連性検討はない。

BPA暴露は米国内住民でも広がってるおり、National Health and Nutrition Examination Survey  2009-2010の710名のデータを検討、尿中BPA測定、Crを含む初回の朝尿サンプル
社会住民統計・環境リスク要素、インスリン抵抗、コレステロール高値を広く補正したところ、尿中BPA最小4分位に比べ、最高4分位では、有意にアルブミン/Cr比 0.91 mg/g高値(尿中BPA濃度補正後)

多変量因子モデルでBPA連続変数再構成したところ、アルブミン/Cr比 0.28 mg/g増加毎、尿中BPAのlog unit増加を認めた。

低レベルアルブミン尿と相関するBPA暴露の関連性は、以前の中国人の成人研究と一致した結果で、米国内子供での記載とも一致する結果である。

この結果で、血管内皮機能障害に起因する軽度アルブミン尿を含むBPAの悪影響の範囲を広げ、有害暴露予防のための努力すべきということが示された。



出生前BPA暴露:子供の行動に影響を与えている? 男女で異なる行動異常 H24/04/28
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/04/bpa.html


肥満・過体重子供に蓄積する尿中ビスフェノールA 健康への懸念 H24/09/19
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/09/a.html


尿中ビスフェノールA濃度と、冠動脈疾患に相関 h24/02/29
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/02/blog-post_7371.html


缶入りスープとビスフェノールA暴露b 2011年 11月 24日
http://intmed.exblog.jp/14061907/


衛生仮説:トリクロサン高濃度ほど小児のアレルギー疾患増加、成人ではBPAによる免疫系へ影響? 2010年 11月 29日
http://intmed.exblog.jp/11633850/

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