2013年1月11日金曜日

誤診多いパーキンソン病診断:下口唇唾液腺生検による異常たんぱく検出が役立つ?

Adler C, et al "Salivary gland biopsy as a diagnostic test for Parkinson's disease" AAN 2013.

AANって、事前のPress Releaseが盛ん・・・
 http://www.aan.com/press/index.cfm?fuseaction=release.view&release=1130


パーキンソン病の15名、罹病平均12年間 平均68歳で、パーキンソン病治療を認めた症例で、唾液腺疾患既往ない患者を対象。

2つの異なる唾液腺から生検、より下顎からと、下口唇小唾液腺から採取。
異常パーキンソン蛋白の存在を検討

下顎唾液腺 からの4例では十分な検討に値するサンプル採取出来ず、11例中9例で、異常パーキンソン蛋白を認めた。

さらに検討すべきだが、下口唇標本が下顎唾液腺より蛋白検出率高い可能性がでてきた。
侵襲的な治療、手術や遺伝子治療などの場合、パーキンソン病の存在を確認するためには有意義かもしれない

早期パーキンソン病では、30%ほどの誤診率が考えられている。客観的検査所見の存在は診断正確性を増すため役立つ。






Mayo Clinic News :Medical and Scientific News and Stories about Mayo Clinic
http://newsblog.mayoclinic.org/2013/01/10/a-saliva-gland-test-for-parkinsons-disease/


異常たんぱくって、α-synuclein、DJ-1(Brain (2011) doi: 10.1093/brain/awr015 First published online: February 24, 201)


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