Association of All-Cause Mortality With Overweight and Obesity Using Standard Body Mass Index CategoriesA Systematic Review and Meta-analysis
Katherine M. Flegal, et. al.
JAMA. 2013;309(1):71-82. doi:10.1001/jama.2012.113905.
正常体重(BMI 18.5~25以下)比較のRandom-effects summary 全原因死亡 HRs
overweight (BMI 25~30未満): 0.94 (95% CI, 0.91-0.96)
obesity (BMI 30以上):1.18 (95% CI, 1.12-1.25)
grade 1 obesity (BMI 30~35未満):0.95 (95% CI, 0.88-1.01)
grades 2 / 3 obesity (BMI 35~、40以上):1.29 (95% CI, 1.18-1.41)
適正補正考慮された体重・身長に限定した場合に一致した所見
現実測定に比べ、自己報告体重・身長の場合の方が、ハザード比高い
grade 2/3の肥満では、全原因死亡率は高い
grade 1の肥満では死亡率増加とは関連せず、過体重はむしろ全原因死亡率低下を示す。
事前定義標準BMIにて研究間比較を調整した。
Only Substantial Obesity Is Associated with All-Cause Mortality
In a meta-analysis, being modestly overweight was somewhat protective.
http://general-medicine.jwatch.org/cgi/content/full/2013/117/1?q=etoc_jwgenmed
米国、ヨーロッパ、オーストラリアの288万名、27万件の死亡事象を含む97研究のまとめで、体重カテゴリーを標準化したもの。
“肥満と死亡との関連性の過剰補正もなく、年齢、性別、喫煙状態の過小補正もない”
疑問点がうかぶのは、軽度過体重から肥満の場合、早期死亡増加の関連性が、以前の報告であったこと。
エディターは、BMIに関して住民統計学的データ、人種、脂肪蓄積、心血管系フィットネスの独立した関連性を斟酌してなかったことに着眼している。
医療に関しては、合併症・QOL低下に関わる死亡率を取り組まなければならない。
体重やBMIは有益だが、カウンセリング上はそれだけでは不完全だ。
テレビやラジオなどで、物知りが押した解説者が「ちょっと太り気味の方が長生き」なんて講釈たれそうな話題ではある。テレビって、ものごとを断定的にするほうが好まれる。テレビや出版業界からは慎重な物言いはきらわれるから極論する方が取り上げられやすい。
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