2013年1月9日水曜日

卵摂取増えても冠動脈疾患、卒中増加に影響なし! ただ、リスク要素群毎の研究必要

卵は動脈硬化悪化させる; 卵黄×年は心血管リスク増加と相関
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/08/blog-post_17.html

これは、1施設研究で、しかも、臨床検査結果をアウトカムとする研究

故に、臨床的ガイドラインを左右するほどのインパクトをもつものではない

以下は、メタアナリシスなため、臨床的なインパクトをもつと思う。

全般的には 卵の摂取量は、冠動脈疾患・卒中に影響を及ぼすエビデンスは存在しない。しかし、糖尿病などのリスク要素を持つ場合は考慮すべきであるが、却って、脳出血予防的に働くことも考えられる。

Egg consumption and risk of coronary heart disease and stroke: dose-response meta-analysis of prospective cohort studies
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.e8539 (Published 7 January 2013)
Cite this as: BMJ 2013;346:e8539
17の報告を含む、8つの記事(冠動脈性心疾患 9、卒中 8)をメタアナリシスとして採用

冠動脈性心疾患 3 081 269 人年、 冠動脈性心疾患 発症 5847
卒中 4 148 095人年、 発症 7579


卵摂取と、冠動脈・卒中リスクのカーブ線形相関のエビデンス認めず (非線形: P=0.67 、 P=0.27)
1日ずつ1個の卵摂取増加すると、冠動脈要約相対リスクは 0.99 (線形 : 95% 信頼区間 0.85 to 1.15; P=0.88) で、研究間のheterogeneity無し(P=0.97, I2=0%)

卒中に対しては、卵1日1個増加する毎の複合相対リスクは、 0.91 (線形 0.81 to 1.02; P=0.10)で、研究間のheterogeneity認めず (P=0.46, I2=0%)

糖尿病群サブグループにて、卵摂取最高vs最小群比較の冠動脈疾患相対リスクは 1.54 (1.14 to 2.09; P=0.01)

加えて、卵最大摂取群では、出血性卒中発症リスクは25%(0.57 to 0.99; P=0.04) 低い

結論:卵摂取量増加は必ずしも冠動脈疾患・卒中リスクと相関せず。
糖尿病患者においては、冠動脈性心疾患増加させる可能性有るが、逆に、脳出血減少の可能性がある。
サブグループ研究が必要。



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