2013年1月22日火曜日

ワクチンスケジュール未遵守小児 ・・・ 受診回数少なく、入院リスク増加の可能性 

 ワクチン接種を受けないということではなく、接種予定日を1日以上怠ったというもの。

 日本では、左翼運動を主体とした一部団体と、それを正当であるかのごとくねじまげた報道を繰り返していた。それは1980年代後半から21世紀となっても続いていた。そのため、ワクチンスケジュール未遵守に関して国民も寛容だし、医師にも遵守させようとする危害が少ない。

 話をもどすと、日本に比べると厳しいようだが、ワクチンスケジュール遵守率は49%というもので、日米のスタンスの違いに驚く。
 その米国でも、10%以上で、特定の予防接種間隔を遅らせたり、摂取量を減らしたり、代替ワクチンを要求するなどの行動を示すとのこと。専門家や政府からはその安全性を危惧されている。


 後ろ向きコホートで、これらの安全性の検討をするため、後ろ向きながら分析を行った。
ワクチンスケジュール未遵守の場合、受診率が少ないが、入院率が高い(IRR 1.21)ことがわかった。一方、親の選択でワクチンスケジュール未遵守の場合、救急受診や入院率が少ない。予防接種遵守に拒否的な両親を持つ子供と、そうでないこともでは有意差は認めなかった(有意さが無い)。


A Population-Based Cohort Study of Undervaccination in 8 Managed Care Organizations Across the United States
Jason M. Glanz, et. al.
JAMA Pediatr. 2013;():1-8. doi:10.1001/jamapediatrics.2013.502.


後顧的マッチ化コホート研究:2004-2008年出生児

2-24ヶ月のワクチン接種未遵守小児のパターンと傾向を調査
ワクチン接種未遵守小児と年齢的に適正なワクチン接種済み小児で、医療利用パターンの比較。

Vaccine Safety Datalinkの8つのマネージドケア機構

ワクチン記録を用い、ワクチン接種未遵守日数平均を算出
・ 理由が有りで、ワクチン接種出来なかった子供を1とし
・ 親の選択で、ワクチン接種しなかった子供を1とし
2つのマッチ化コホートを作成

他条件により年齢適正ワクチン接種マッチ化


2004-2008年誕生の323247名の子供で、24ヶ月例以前で、1日のワクチン接種未遵守率 48.7%

ワクチン未遵守頻度及び未遵守特異的パターンは時と共に増加 (P < .001)

マッチ化コホート解析で、未遵守小児は、年齢的に適正なワクチン接種遵守小児に比べ、外来受診数が少ない (incidence rate ratio [IRR], 0.89; 95% CI, 0.89- 0.90).

逆に、未遵守小児は、入院率が多い  (IRR, 1.21; 95% CI, 1.18-1.23)

二次マッチ化コホートでは、両親によるワクチン未遵守子供は外来受診率が少なく  (IRR, 0.94; 95% CI, 0.93-0.95)、救急外来数も少ない(IRR, 0.91; 95% CI, 0.88-0.94)

ワクチン未遵守比率増加し、未遵守小児はワクチン適正接種児童に比べ医療利用パターンが異なるようである


左翼運動家達は、おそらく、両親選択によるワクチンスケジュール未遵守が、遵守群に比べ有意さが無いことだけにフォーカスし、ワクチン無効論を展開することだろう

最終的には、科学的エビデンスを構築し、両親がその効果を理解出来るようになることが一番だが、あやまったプロパガンダに洗脳された日本国民のほとんどが、正しくワクチンスケジュール遵守できるまでは道は遠い。



親のワクチン拒否にどう対応するか! 2009年 10月 22日

ワクチン拒否者について 2009年 05月 07日


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