2013年1月4日金曜日

新たな学習能力評価は優秀:“セサミストリート”のようなビデオで脳の局所活動性評価

 試験というのも必ずその目的があるはず、特に、入園・入学試験では“入園・入学後の効果的学習教育付与評価”のため、入社試験では“入社後その組織に維持発展に効果的な人材確保”のため、業務資格試験は“その資格による業務資質・能力があるかどうか確認”のためなはず。ところが、現行の、幼稚園や学校の入園・入学試験の内容は、果たしてその目的通りになってるか?

 そのエビデンスは存在しないと論文冒頭。

 現行の入園・入学試験では、現実の学校生活の能力と一致してない 。

 新たな方法の試みは“セサミストリート”のような学習的ビデオを見せて、fMRIでその脳の活動性をみる試み。

 結果としては、予測可能性が示された。

こどもが現実の学校教育で観察されるリアルワード思考プロセスを評価することは現在でも難しい。こどもの神経プロセスを推量するための何を知ってるかで推定されていた。このようなやりかたではリアルワールドの思考能力を明らかに出来ない。
セサミストローとのビデオ視聴にてfMRI評価。
子供と成人とのneural timeseries間のwhole-brain個体差相関で“neural maturity"(知的能力)のマップを形成する。
基礎的数値認識領域として知られるintraparietal sulcus (IPS)のNeural maturityが算数能力を予測するものであった。
一方、Broca野のneural maturityは、子供の言語能力と相関していて、これは以前の言語研究と一致した治験であった。

リアルワールドの情報刺激によりコンテンツ特異的認知能力を予測可能であった。


これらの方法は、より生態学的自然なパラダイムであり、"neural maturity"の新しい測定法と共に、リアルワールドな数学脳内能力発達研究の新しい方法となるだろう。


Neural Activity during Natural Viewing of Sesame Street Statistically Predicts Test Scores in Early Childhood.
Cantlon JF, Li R (2013)
PLoS Biol 11(1): e1001462. doi:10.1371/journal.pbio.1001462


一流幼稚園などでは、そのうち、ワンパターンのトレーニング効果が現れやすいペーパー試験が無くなり 、fMRIを利用した脳検査が行われる?

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