2013年1月5日土曜日

COPD急性増悪治療:ステロイドに、抗生剤を追加する意義 ・・・ 入院死亡率減少、再入院率減少も


いままでもCOPD急性増悪(AE-COPD))に対し、“抗生剤+ステロイド”という治療レジメンの効果報告はあったと思うのだが、序文では、ステロイドに抗生剤追加の付加的ベネフィットは不明であったと書かれている。確かに、今更ながら抗生剤無しのレジメンは難しいだろうから有用な研究なのだろう。

後顧的コホートで、ステロイド±抗生剤の比較検討。

結果は予想通りで、抗生剤付加にて、入院死亡率減少だけでなく、再入院率減少効果を認めたというもの。抗生剤種類による効果差はみとめなかった。

Association Between Antibiotic Treatment and Outcomes in Patients Hospitalized With Acute Exacerbation of COPD Treated With Systemic Steroids
Mihaela S. Stefan, et. al.
CHEST. 2013;143(1):82-90. doi:10.1378/chest.12-0649

40歳以上のAE-COPD入院患者(2006年1月1日から2007年12月1日まで)の後顧的コホート
クライテリア合致53900名のうち、入院2日以内の抗生剤治療投与は85%で、うち50%がキノロン、22%がマクロライド+セファロスポリン、9%がマクロライド単独。

抗生剤治療無しとの比較で抗生剤投与患者の死亡率低い(1%vs1.8% p<0.0001)

多変量解析にて、抗生剤投与は40%に入院死亡率リスク減少(RR、0.60;95%、0.50-0.73)、COPDによる30日再入院リスク13%減少(RR、0.87;95%CI 0.79-0.96)

後の人工呼吸・CD感染再入院リスクは2群で有意差認めず

普及している3種類の抗生剤選択でのアウトカムの差は小さかった。

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