2013年2月27日水曜日

小サイズの腹部大動脈瘤サーベイランスは数年毎で良い

腹部大動脈瘤(AAA) 直径 3.0-5.4cm程度の分をモニターし、破裂前状況(ここでは5.5cm直径を超える状況)検知のための間隔検討


結論としては、サーベイランス間隔最適化に関し、AAAの臨床的受容される間隔としては、大部分の小サイズのAAAでは、数年毎で良い。

 Surveillance Intervals for Small Abdominal Aortic AneurysmsA Meta-analysis
The RESCAN Collaborators
JAMA. 2013;309(8):806-813. doi:10.1001/jama.2013.950

AAA成長率と破裂率を研究横断的に検討
直径0.5cm増加毎、年間平均増加率0.59(95% 信頼区間[CI], 0.51-0.66)mm増加
破裂率は係数 1.91(95% CI, 1.61-2.25)として増加

例えば、破裂10%減少のため には、3.0cmのAAAでは、男性における、5.5cm越えAAA成長リスクは、平均 7.4年(95% CI, 6.7-8.1)のサーベイランス間隔で十分

一方、5.0cmのAAAでは、8ヶ月(95% CI, 7-10ヶ月)間隔が、5.0cmAAA同定のために必要 

男性の破裂リスク1%減少のためには、必要サーベイランス間隔は、3.0cmAAAで 8.5 (95% CI, 7.0-10.5)年間、5.5cmAAAでは 17 (95% CI, 14-22)ヶ月となる。

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