この報告の重要性  終末期ケア・低収入患者は、たとえ、ホスピスケアでも、自宅での死亡を望まないか?
目的 ルーチン自宅ホスピスケア受診患者において、収入と死亡前自宅からの移送の相関、収入とホスピスケア・レベルとの相互関連性を検討
デザイン  年時世帯収入合成のための郵便コードから米国コンセンサストラクトをマッチし、1万$毎区分(2万ドル以下から4万ドル超)
中央行政からのデータ、ホスピスケア提供者の臨床データ抽出

収入と死亡全自宅からの搬送との関連性を、住民データ、診断、地域、滞在期間補正ロジスティック解析にて、解析
ホスピスレベルは、継続ケア vs 無しの対比調査
ホスピスの定期訪問を含む、ルーチンケアと違い、短期間クリーゼでの高レベルケアで、患者を居宅で維持し、24時間中最低8時間は居宅でホスピスサービスを含むもの

状況  営利ホスピス提供者、VITAS医療、8週の26プログラム
被験者  Hospice patients admitted to routine care in a private residence from January 1, 1999, through December 31, 2003.
主要測定アウトカムMain   死亡前の個別住宅のホスピスケアから、自宅外のホスピスへの転送
結果  個別居宅ルーチンケアを受けていた61063名中、13804名、22.61%が自宅から死亡前ホスピスケアのため別の施設に移動( i.e. ホスピスユニット、ナーシングホーム)
移動された患者は世帯収入平均が低く ($42 585 vs $46 777; P < .001) 、継続ケア維持困難 (49.38% vs 30.61%; P < .001)
継続ケア日数中央値は4日間

継続ケアを受けてない患者では、死亡前居宅からの搬送オッズ比は世帯年収中央値少ないほど高い (odds ratio range, 1.26-1.76)
継続ケアを受けている患者では、収入は居宅からの移動予測因子とはならない。 
結論  リソース限界のある患者では、自宅死亡は困難。特に、ルーチンのホスピスケア可能限界のサポート受けられない場合は困難。