2013年2月19日火曜日

肺がん:低用量CT検診 病変サイズ閾値 7−8mmが適当? ・・・ 前向き研究が必要

高リスクにおいて、低放射線量CTスクリーニングは肺がん死亡率を減少させる

しかし、偽陽性により不必要な臨床検査、しかもリスクと関連する状況を生み出す。

さらなる精密検査必要とする陽性所見定義に関する代替的閾値、陽性比率、がん診断への影響は不明
21136名の研究(Multi-institutional International Early Lung Cancer Action Program)では、7−8mmの陽性閾値を採用することが適当ではないかと想定され、ほんとに診断の遅れが影響ないか前向き研究評価が必要と結論

Definition of a Positive Test Result in Computed Tomography Screening for Lung Cancer: A Cohort Study
Claudia I. Henschke,  et. al.
Ann Intern Med. 19 February 2013;158(4):246-252
5mm以上の肺実質性、ソリッド、一部ソリッド、非石灰化毛説という定義では16%(3396/21136)
代替的閾値を6、7、8、9mmとしたとき、陽性率は、10.2% (95% CI, 9.8% 〜 10.6%)、 7.1% (CI, 6.7% 〜 7.4%)、 5.1% (CI, 4.8% 〜 5.4%) 、 4.0% (CI, 3.7% 〜 4.2%)
workupは、それぞれ、36%、56%、68%、75%減少

9ヶ月時点での診断の遅れは、 0%, 5.0% (CI, 1.1% 〜 9.0%)、 5.9% (CI, 1.7 〜 10.1%), 、 6.7% (CI, 2.2% 〜 11.2%)

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