2013年3月29日金曜日

遺伝子リスクは10代の喫煙行動へ影響を与え、将来の喫煙行動への影響重大

 遺伝子リスクが、将来続く喫煙行動へ影響を与える10代の喫煙行動発症へその影響を加速しているという知見

genome-wide hypothesis-free discovery methodは、成人の重度喫煙者で相関みとめられるlocusの発見につながってる。成人重度喫煙の遺伝的リスク新発見んとリンクする開発プロセスの理解が必要となっている。38年間、前向き、縦軸研究であるニュージーランドのDunedin Multidisciplinary Health and Development Study からの知見

Polygenic Risk and the Developmental Progression to Heavy, Persistent Smoking and Nicotine DependenceEvidence
From a 4-Decade Longitudinal Study
Daniel W. Belsky, et. al.
JAMA Psychiatry. 2013;():1-9. 
doi:10.1001/jamapsychiatry.2013.736.
Published online March 27, 2013
【序文・意義】  Genome-wide hypothesis-free discovery methods have identified loci that are associated with heavy smoking in adulthood. Research is needed to understand developmental processes that link newly discovered genetic risks with adult heavy smoking.

【目的】成人喫煙GWAで明らかになった遺伝子リスクが、いかに、連日喫煙開始・変容喫煙行動発症、重度喫煙への進行、ニコチン依存症、禁煙への取り組みへの影響するか検討

【デザイン】代表的誕生コホートの38年、前向き、長軸研究

【セッティング】Dunedin Multidisciplinary Health and Development Study ( New Zealand)

【被験者】1037名の男女

【介入暴露】多焦点遺伝子リスクスコアの遺伝子リスク評価。遺伝子リスクスコアは、喫煙定量発現型に関わるメタアナリシスで同定された3つのSNPs

【主要アウトカム・測定】喫煙開始、連日喫煙開始、重度喫煙発症、ニコチン依存症(Fagerström Test of Nicotine Dependence)、禁煙困難度評価
11歳から38歳までの8つの評価

【結果】遺伝子リスクスコアは、喫煙開始とは関連無し
しかし、高遺伝子リスクでは、10代での連日喫煙移行になりやすく、重度喫煙急激発症しやすく、重度喫煙状態長期化、ニコチン依存高頻度みられやすい、ストレス対処のための喫煙への依存しやすく、禁煙試み失敗しやすい。
追加解析にて、2つの成長期発症発現型、すなわち、早期連日喫煙発症、早期重度喫煙発症、これらは、遺伝子リスクスコアと持続的重度喫煙の発現型との相関を介し、明らかになった。遺伝子リスクスコアは、喫煙リスクに関し、家族歴より予測因子として重要。

【結論・新知見】思春期における喫煙行動発症を防止するイニシャチブは、成人での喫煙問題発症に関わる遺伝子リスクを防止することになるだろう。喫煙開始直後の喫煙行動に焦点をあて、また、若年喫煙者研究に焦点を当てることで、将来の遺伝子研究による改善効果が最大限となることだろう

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