2013年3月29日金曜日

メタアナリシス:総じて食物線維抗摂取は卒中減少は確か、しかし 食物種情報や卒中病型情報不足

Dietary Fiber Intake and Risk of First Stroke
A Systematic Review and Meta-Analysis
Diane E. Threapleton, et. al.
STROKEAHA.111.000151Published online before print March 28, 2013,doi: 10.1161/​STROKEAHA.111.000151

背景と目的—食物線維摂取は前向きに卒中リスク減少と関連するが、出版されたメタアナリシスはない。

研究方法—食物線維摂取と初回出血性卒中あるいは虚血性卒中に関わる健康被験者研究多数の電子化データベース、1990年5月から2012年5月までを検索

結果—米国、北欧、豪州、日本の8つのコホートが登録クライテリア一致。総食事性線維は、出血性+虚血性卒中と逆相関するが、研究間にheterogeneityのエビデンスが一部存在(I2:7g/日あたり相対リスク, 0.93; 95% 信頼区間, 0.88-0.98 ; I2=59%)
可溶性線維摂取、4g/日あたりで、研究間のheterogeneityエビデンス有る状態で、の卒中リスク減少リスクとの相関認めず、相対リスク 0.94 (95% 信頼区間, 0.88-1.01; I2=21%)
不溶性線維、シリアル由来、果物、野菜由来線維と関連する卒中リスク研究は少ない。

結論—食事性線維分大量摂取は、初回卒中のリスク低下と相関。包括的には、食物線維総摂取量増加を推奨支持する内容であった。しかし、由来食物の種類に関わるデータが不足し、線維の種類と卒中の相関に関する結論を曖昧とした。今後、食物線維の種類に注目した研究、そして、虚血性・出血性卒中を区分けした検討が必要
 

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