これら2つの要素の関連性をCOAST・COPSAC誕生コホートで検討
Rhinovirus Wheezing Illness and Genetic Risk of Childhood-Onset Asthma
Minal Çalışkan, et. al.
N Engl. J. Med. March 27, 2013
DOI: 10.1056/NEJMoa1211592
17q21 変異は、ヒトライノウィルス(HRV)喘鳴と、若年期に関連性みとめるが、RSV喘鳴との関連性はみとめず結論としては、 17q21変異を有する場合、HRV喘鳴状態経験・このlocusの2つの遺伝子発現のある小児では、喘息と相関する。
17q21変異と喘息の相関は、HRV喘鳴症状ありの子供に限定されていて、結果的に喘息リスクの観点から相互関連的有意な影響が示唆される。
さらに、ORMDL3発現レベル、GSDMD発現レベルは、HRV刺激PBMCsで、非刺激PBMCsに比べ増加する。
遺伝子発現は、両条件有る場合、17q21と相関するが、HRV暴露による増加はgenotype特異性は認めない
喘息発症に関わる要素として、気道感染と遺伝的要素の関連性が具現化された。
初めての喘息GWA研究で17q21との関連性が報告(Nature. 2007 Jul 26;448(7152):470-3. Epub 2007 Jul 4.)されている.
このlocusへの関心が高まり、環境要素、たばこ受動喫煙やウィルス感染などとの関連性がこのlocusがらみで注目されている。17q21には、GSDMB、ORMDL3、リンパ芽細胞、CD4:T細胞が関連。
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