結果的に、こういう種の治験、外国頼み・・・
BLESS Randomized Controlled Trial は、エリスロマイシン少量持続投与トライアルに関するもの
対して、BAT Randomized Controlled Trial は、アジスロマイシン少量持続投与トライアル( 非CF性気管支拡張症への長期アジスロマイシン治療は、急性増悪減少させ、QOL生存率改善効果の可能性;だが、薬剤耐性が問題 )
12ヶ月間ランダム化(1:1)二重盲験プラシーボ対照化トライアル
非喫煙成人・非嚢胞性線維症(non-CF)気管支拡張症成人(前年2回以上感染性急性増悪既往)
エリスロマイシン 400mg/日 と マッチ化トライアル
結果は、エリスロマイシン少量持続療法をこよなく愛する呼吸器系医師にとって必ずしも望ましいものではなかった。急性増悪回数をアウトカムとした場合、0.7回/年の減少効果が認められたが、 1年程度では薬剤抵抗性に関わるpotential riskが問題となる。
「1年間などでなく、数年のより長期で効果出現するはずだ」、「薬剤耐性より薬剤効果の方が大きい」、「より長期・より重大事象アウトカムで比較すべき」との反論もできるだろうが、今のところむなしい。
Effect of Long-term, Low-Dose Erythromycin on Pulmonary Exacerbations Among Patients With Non–Cystic Fibrosis Bronchiectasis
The BLESS Randomized Controlled Trial
David J. Serisier, et. al.
JAMA. 2013;309(12):1260-1267.
doi:10.1001/jama.2013.2290
主たるアウトカム測定 プライマリアウトカムは、プロトコール事前定義・呼吸器系急性増悪(PDPEs)/患者の年間平均発生率
セカンダリアウトカムは、共生的マクロライト抵抗性口腔内連鎖球菌、肺機能
結果 679名篩い分け、117名をランダム化(プラシーボ 58名、 エリスロマイシン 59名)、107名(91.5%)研究完遂。
エリスロマイシンは、PDPEsに関し、包括的に有意減少(平均、 1.29 [95% CI, 0.93-1.65] vs 1.97 [95% CI, 1.45-2.48] / 患者・年; 発生率 [IRR], 0.57 [95% CI, 0.42-0.77]; P = .003)
ベースライン緑膿菌気道感染存在の事前設定サブグループにて(平均差、1.32[ 95%CI, 0.19-2.46]; p = 0.02)
エリスロマイシンは、プラシーボに比較して、24時間喀痰産生量減少 (差中央値, 4.3 g [中間4分位 [IQR], 1 〜 7.8], P = .01) 、肺機能低下緩和( 気管支拡張剤後呼気1秒量絶対差平均, 2.2 %予測値 [95% CI, 0.1% 〜 4.3%]; P = .04)
エリスロマイシンは、マクロライド耐性口腔内連鎖球菌比率増加E (差中央値 , 27.7% [IQR, 0.04% 〜 41.1%] vs 0.04% [IQR, −1.6% 〜 1.5%]; 差, 25.5% [IQR,15.0% 〜 33.7%]; P < .001)
結論・新知見 非嚢胞性線維症気管支拡張症において、エリスロマイシン12ヶ月使用は急性増悪頻度軽度減少し、マクロライド系抗生剤抵抗性を増加させる
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