スピロノラクトンなどのMRA(糖質コルチコイド受容体拮抗剤)はアルドステロンのアンタゴニスト作用を有する。心臓突然死減少は、RALE(N Engl J Med 1999; 341:709-717 September 2, 1999)でも認められた。
駆出率低下型心不全の心臓突然死減少のメタアナリシス確認といったところか・・・
Effects of Mineralocorticoid Receptor Antagonists on the Risk of Sudden Cardiac Death in Patients With Left Ventricular Systolic Dysfunction
A Meta-analysis of Randomized Controlled Trials
Srinivas R. Bapoje, et. al.
Circulation: Heart Failure. 2013; 6: 166-173 Published online before print February 12, 2013, doi: 10.1161/CIRCHEARTFAILURE.112.000003
左室駆出率 45%以下の患者、MRA(糖質コルチコイド受容体拮抗剤)と対照のランダム比較、心臓突然死(SCD)、総・心血管死亡率アウトカム報告
8つの出版物、11,875名クライテリア合致
これらのうち、6つはSCD・心血管死亡率、7つは総死亡率のアウトカム
heterogeneityがこれらで報告されず
MRA治療患者は対照比較で、SCD経験オッズ比23%低下 (オッズ比, 0.77; 95% 信頼区間, 0.66–0.89; P=0.001)
心血管死亡率 (0.75; 95% 信頼区間, 0.68–0.84; P<0.001)でも、総死亡率(odds ratio, 0.74; 95% 信頼区間, 0.63–0.86; P<0.001)
出版バイアスが観察されるが、トリム試験・フィル試験でも変化認めず、このバイアスは故にたいしたことない。
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