2013年3月8日金曜日

コレステロールの季節変動

コレステロールの値は、冬増加し、暖かくなると低下する

ブラジルFilipe Mouraらの研究

LDLコレステロールは、夏に比べ、冬では 7mg/dL増加で、約8%ほどに相当。
トリグリセライドは、約5%

American College of Cardiologyの学術紹介での報告らしい

http://health.usnews.com/health-news/news/articles/2013/03/07/cholesterol-levels-may-vary-by-season


脂質特性の季節変動に関し、2004年の報告(コレステロール値は季節変動する・・・その理由は・・・ 2004年 04月 27日)だと、
季節性変動の大きさは、
男性だと 3.9 mg/dL(0.10 mmol/L)で、12月がピーク
女性だと 5.4 mg/dL(0.14 mmol/L)で、1月がピーク

季節変動幅は高コレステロール血症患者で大きい

全体的に見ると、夏より冬の方が 240 mg/dL以上例は22%ほど多くなる

Seasonal Variation in Serum Cholesterol LevelsTreatment Implications and Possible Mechanisms
Ira S. Ockene, et. al.
Arch Intern Med. 2004;164(8):863-870. doi:10.1001/archinte.164.8.863

当時、 食事や身体活動の季節変動を主にして説明されている。
体重・BMI・心拍/血圧などの身体的要素、エネルギー(カロリー)が25%ほどの説明因子となっている。それ以外に、自然光や昼間の時間の長さが説明因子となると・・・

今回の発表で、すこしは新たな知見が報告されるのだろうか?

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