Human Infection with a Novel Avian-Origin Influenza A (H7N9) Virus
Rongbao Gao, et. al.
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1304459?query=featured_home
N Engl. J. Med. April 11, 2013
中国内で流行している"新型"トリインフルエンザウィルス
臨床的、疫学的、ウィルス学的データで、以前報告のあった同種のインフルエンザA subtype H7ウィルスよりビルレンスがあるようだ。
NEJMに、アトランタにあるCDCに、H7N9ウィルス試料が到着し、level 2(最高危険レレベルは3)として扱った。
real-time RT-PCRにて、ウィルス培養配列解析
ウィルスの全ての遺伝子はトリ起源で、トリインフルエンザH9N2ウィルスの6つのinternal geneを有していた。HA遺伝子の210-loopで、A/Anhui/1/2013 と A/Shanghai/2/2013 viruでは、Q226L*H3 numbering)の置き換えあり、A/Shanghai/1/2013ではこの置き換え見られず。HA遺伝子 150-loopでのT160A遺伝子変異あり
neuraminidase (NA) stalk 領域での5つのアミノ酸欠損あり
アジアのヒトで観察されてないsubtypeで、家禽類感染が主なsubtype 7で、今まではヒトに感染しても軽症で、ほ乳類、ヒトへの感染は稀だった。さらに、subtype N9のヒトへの感染は確認されてなかった。
遺伝子配列データによりH7N9ウィルスはヒトの受容体に結合しやすく変異し、空気感染もしやく変異していた。
ARDSとなった3名全員、発熱・咳嗽が主。急激医悪化し、1名は発症前2週間に鳥との接触無く、1名は生きた鳥を扱うマーケットで仕事をしていたが、直接は取り扱い無し。
ニューラミニダーゼ阻害剤及び受容体結合阻害薬剤の有効性、早期投与での治療奏功の可能性が示唆されている。
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