2013年5月28日火曜日

小児 Exergaming :高強度でも楽しく・・・血管機能へのベネフィット

Xbox-KinectやWiiなどのアクティブコンソール・ビデオゲームを用いた、いわゆる、Exergamingの効能

Dr. Louise Naylor ら研究者( The University of Western Australia, Liverpool John Moores University, Swansea University)は、 15名の子供、9-11歳、高強度運動(Kinect Sports - 200m ハードル)、低強度exergaming(Kinect Sports - Ten Pin Bowling)、多段階運動負荷(トレッドミル)を15分行い、エネルギー消費量を測定。
FMD血流依存性血管拡張反応も調査。

高強度exergamingは、中強度と同等のエネルギー消費量であり、低強度exergamingは、低強度運動と同等であった。
低強度exergamingではFMDへのインパクト無く、高強度exergamingで有意なFMD減少示した。
高強度exergamingは心拍数増加、エネルギー消費量増加をもたらす。

低強度でも、高強度でもexergamingは同様のenjoymentであり、子供は、高強度ゲームでの遊びも同様に継続するようである。


このことから、筆者等は、長期間の利益性のため、そしてベネフィット持続するためには、高強度exergamingは、子供の運動にとってよい方法と言えるとのこと。


 “The Effect of Exergaming on Vascular Function in Children”
Andrew Mills, et. al.
 The Journal of Pediatrics (www.jpeds.com), DOI 10.1016/j.jpeds.2013.03.076, 


日本のメディアって、あたらしいツールがあると、拒否的に紹介する場合と、肯定的にのみ紹介する場合がある。子供のテレビゲームは一方的に拒否的な紹介が多い気がする。

もちろん、負の側面の可能性もある
子供から大学生まで、テレビ視聴・テレビゲームで注意力障害増加 2010年 07月 05日

だが、プラスの側面も・・・
老人たちよ、より良き老化のため、テレビゲームをしよう! 2013/03/07


むしろ、今のテレビは、負の側面だらけ・・・
5-18歳の子供の研究:寝室テレビの存在は肥満と相関する 2012/12/13
小児:テレビ視聴長いと、外面化問題行為(注意欠陥・多動・攻撃性、反社会性)多くなる 2012/10/10
子供へのテレビの影響: ファーストフード宣伝になじみがあるほど肥満増加 2012/05/01

テレビ視聴:3ヶ月未満でも子供に影響 母親の教育レベルなどに問題 2013/02/19



上記論文とは直接関係ないが・・・ Exergaming (Xbox Kinect)



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