2013年6月2日日曜日

真菌:クリプトコッカス男性高感染率の理由 ・・・ 男性マクロファージがだらしない

男性の方が、クリプトコッカス症発症頻度多いことが知られている。

Cryptococcus neoformansの性差感受性の違い

男性では、CD4+ T リンパ球数増加にかかわらず、男性の死亡リスク高い。
男性の免疫反応が有効じゃないことが想定され、ビルレンス表現型としては、女性から分離のCnは倍加タイムが長く、より、Capsular glucoronoxylomannan(GXM)放出量が多かった。テストステロンの存在は、検査室株・28の臨床分離株でのGXM遊離の高値 と関連。これは17-βエストラジオールとは関連無し。

貪食能を検討したところ、4分離株培養後、女性のマクロファージは、男性マクロファージのよりCnの貪食性高い。男性マクロファージは真菌量が多く、Cnにより細胞死している。

結果、Cnへの性別間のマクロファージの違いが男性のクリプトコッカス感染率の高値 の一理由付け


The Role of Host Gender in the Pathogenesis of Cryptococcus neoformans Infections.
McClelland EE, Hobbs LM, Rivera J, Casadevall A, Potts WK, et al. (2013)
PLoS ONE 8(5): e63632. doi:10.1371/journal.pone.0063632


男って弱い生き物だ・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note