老人での有効性高いこととと、若年成人での有効性を強調した報告。
インフルエンザワクチン・プログラムのゴールは、インフルエンザ関連疾患アウトカム減少である。故に、インフルエンザの時間経過によるburden減少、年齢毎推定することで、米国内でのインフルエンザワクチンの価値を真に理解することが可能となるはず。特に最もベネフィットをもたらすのがどのエリアかが確認できるはず。
ということで、サーベイランスデータを用いて、副事象アウトカム減少、疾患予防区分を定義としてインパクトを推定
6年間研究期間中を推定し、ワクチンにより減少したはずのインフルエンザ数は、
2006-2007年シーズンで、約110万人(95% 信頼区間 (CI), 60-170万人)
2010-2011年シーズン中 500万人(95%CI, 290-860万人)
入院減少効果は、最小で2009-2010年シーズン 7700(CI 3700-1,4000)、最大で2010-2011年シーズン 4万400(CI 20,800-73,00)
予防領域は年齢群、時間経過横断的にばらつきあり
研究期間中最大予防領域は2011-2011年で、ワクチンカバーがパンデミック後ということで広がったためと思われる。
米国内インフルエンザワクチンプログラムで、averted case、すなわち、リスク回避症例数を用いた表現で、医療ベネフィットを示した。具体的には、症例数、受診数、入院数。
結果、ワクチン接種カバー率増加による付加的疾患予防ポーテンシャルは、非老人成人で強調される。ワクチン有効性は特に老人で高い。
"Influenza illness and hospitalizations averted by influenza vaccination in the United States, 2005"
Kostova, et al
PLOS ONE 2013; 8(6): e66312.
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