除菌12週時点で、レボドパの onset時間減少、 ON time期間増加なども観察される。
ただ、open-labelなためエビデンスレベルの高い研究ではないのだが、筆者等は倫理性から困難と述べている。興味ある新知見だけど・・・
Mohamed Ibrahim, N et al, "An open label, single arm study on the effects of H. Pylori eradication in Parkinson's disease" MDS 2013.
参考:http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/MDS/39967
76名の連続パーキンソン病患者にUBTを用いたH.pylori検査し、27名で陽性
1週間除菌治療をオープンラベル単独群研究施行
倫理的でないという理由でプラシーボ群設定しなかった
ベースラインで、H. pylori感染有無で差を認めず
Unified Parkinson's Disease Rating Scale
感染患者 85.05 vs 非感染患者 63.98 , p = 0.005
Parkinson Disease Questionnaire score
http://ageing.oxfordjournals.org/content/26/5/353.long
感染患者 50.98 vs 非感染患者 32.55, p < 0.001
"onset"、"ON" t回数 について、感染 vs 非感染で ベースラインで有意差なし
H. pylori陽性患者を6週後再検査、除菌後12週で再検査
Total Unified Parkinson's Disease Rating Scale スコアは、ベースラインの85.05から 6週後 72.05、12週後の 66.71と減少 ( p < 0.001)
サブドメインにおいて、ADLはベースラインスコアの 21.67から 6週後 19.14、 12週後 18.43に減少 p = 0.001
運動器検査において、ベースラインスコア 50.62から 6週後41.43、12週後37.00と減少 p < 0.001
治療ドメインの合併症では、ベースライン 7.86から、6週後 6.76、6.38と減少 p = 0.009
Parkinson's Disease Questionnaireでは、治療は多くのドメインで有意にスコア減少。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
noteへ実験的移行
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
米国では、Potiga (ezogabine):ポティガ(エゾガビン)、国際的には、レチガビン [RTG ]で、従来の抗てんかん薬剤と異なるメカニズムで、KCNQ2-5 (K(v) 7.2-7.5) ion channelのpositive allosteric modulato...
-
Association Between MRI Exposure During Pregnancy and Fetal and Childhood Outcomes Joel G. Ray, et. al. JAMA. 2016;316(9):952-961. doi:...
0 件のコメント:
コメントを投稿