黒人女性に対し減量促進はやっかいな臨床的課題。多数の研究により、黒人女性では、白人女性及び、白人・黒人男性より減量効果乏しいという現実がある。
では、現実的対処として、せめて体重増やさないことを目標とすると・・・
Behavioral Treatment for Weight Gain Prevention Among Black Women in Primary Care Practice
A Randomized Clinical Trial
Gary G. Bennett, et. al.
JAMA Intern Med. 2013;():-. doi:10.1001/jamainternmed.2013.9263
【序文】
黒人女性において、特に、プライマリケア現場で、臨床的意義を有する減量アウトカムとなる減量治療は少ない。新しい体重管理戦略がこの住民にとって必要とされる。
体重増加予防は、有効な治療オプションとなるかもしれない、特に過体重や1度肥満黒人女性にとって。
【目的】
12ヶ月間の、体重変化と、心代謝リスクの比較で、プライマリケアベースの行動的減量予防介入と通常ケアとのランダム比較
【デザイン・セッティング・被験者】
2つのアーム・ランダム化臨床トライアル(Shape Program)。6ヶ所の公共医療センターシステムから患者登録。194名の過体重・1度肥満(BMI 25-34.9)、閉経前女性 25−44歳。登録は2009年12月7日開始し、1
【介入】
中等度介入には、テーラー化された行動変化目標、週毎のインタラクティブ音声対応を介して自己モニタリング、月毎の電話カウンセリング、テーラー化されたスキルトレーニング・マテリアル、ジム・メンバー
【主要アウトカム測定】
12ヶ月間の体重・BMI、18ヶ月時点でのそれらの維持
【結果】
ベースラインでは、平均35.4歳、平均体重 81.1kg、平均 BMI 30.2
多くは社会経済的問題を有する (教育レベル カレッジ未満 79.7% 。年間収入 3万ドル未満 )
12ヶ月体重変化は介入群で大きく (mean [SD], −1.0 [0.5] kg), 通常ケアとの比較 (0.5 [0.5] kg; 差平均 −1.4 kg [95% CI, −2.8 to −0.1 kg]; P = .04)
12ヶ月時点でのベースライン以下の体重は介入群で62%、 通常ケア群で45%(p = .03)
18ヶ月までで、体重に有意な変化維持あり(差平均、-1.7 kg; 95% CI, -3.3 〜 -0.2 kg)
【結論】
社会経済的に問題のある黒人女性において、中等度プライマリケアベースの行動介入にて、体重増加予防効果が示された。"維持、体重増加防止"アプローチは、閉経前女性の肥満関連疾患リスク減少治療の代替的方法。
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