2013年8月6日火曜日

PLATOトライアル信頼性疑義:アストラゼネカの新規抗血小板剤チカグレロル

洋の東西問わず、薬剤治験・臨床治験の公平性が問われている。

ノバルティスのそれより重大・・・臨床治験で、FDA薬剤承認に関連してたから
でも、恣意性が判明されることがあるのだろうか?

勝手に名前使われた、プラトンさんが怒ってるだろう


Inactivations, deletions, non-adjudications, and downgrades of clinical endpoints on ticagrelor: Serious concerns over the reliability of the PLATO trial
International Journal of CardiologyPII: S0167-5273(13)01216-3 doi:10.1016/j.ijcard.2013.07.020


FDA Medical Review は以下を示唆

(1) 研究スポンサーと独立した第三者機関CROの結果と異なり、研究スポンサーによるチカグレロルでは、プライマリエンドポイントオッズ比は減少(P=0.0004)


(2) チカグレロルに有利な研究終了まで全原因死亡率に関して研究スポンサーモニター地域とチカグレロルに、有意な関連性存在(p=0.006),


(3) 独立第三者機関CRO(米国、ロシア、ジョージア)による研究スポンサーに独立した地域では、チカグレロル悪化へ中立化 (OR=1.21, 95% CI: 0.91 to 1.59, p=0.2022)


(4) チカグレロルに有利なプライマリエンドポイントのうち、46%は、2つの国(ポーランド、ハンガリー)からのもの


(5) PLATO はデータベースロック前のロック解除状態の最低452名の患者で、クロピドグレル/ダミー・クロピドグレル錠開き、無ブラインド化されやすい状態にあった。


(6) チカグレロル割り当て群に比べ、心筋梗塞としてのプライマリ解析としてカウントされていた心臓イベント数が有意に多い  (p<0 .0001="" p="">

(7) 指標イベント/入院後の入院患者が、クロピドグレルと比較してチカグレロル群で多いことは報告されてない (p=0.002 in favor of ticagrelor),


(8) サイト報告の心筋梗塞では、チカグレロル vs クロピドグレルの減少、有意差はない。


(9) チカグレロルに於ける23の確定・可能性心血管イベントでは、裁定・不活化・削除・より弱いエンドポイントへのダウングレードなどがなされてない(これはFDAレビューでも示されてない)


(10) 4名の FDA reviewerは、チカグレロル非承認に投票


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