短期作動性カルシウムチャンネル拮抗剤では、特に、腺管乳がん発生オッズ比 3.7(95% CI, 1.3 - 5.3)、小葉乳がんでは2.4 (95% CI, 1.20 - 4.9)
ACE阻害剤では、乳がんリスク減少の可能性も示唆。
観察研究・症例対照研究なので、解釈には注意が必要。
解説記事でも、現時点ではガイドライン変化が必要な報告ではないとしている。
Use of Antihypertensive Medications and Breast Cancer Risk Among Women Aged 55 to 74 Years
JAMA Intern Med. 2013;():-. doi:10.1001/jamainternmed.2013.9071.
ONLINE FIRST
Christopher I. Li, et. al.
3つのcounty Seattle-Puget Sound 年エリアの住民ベース症例対照研究
55-74歳、侵襲性腺管乳がん88名、侵襲小葉乳がん 1027、対照群として無がん 856名
主要アウトカムは、侵襲型腺管乳がん・小葉乳がんリスク
カルシウムチャンネル拮抗剤(CCB)現行使用10年以上で、乳管腺がん高リスクと相関(オッズ比 [OR], 2.4; 95% 信頼区間 [CI], 1.2-4.9) (trend : p = 0.04)、小葉乳がん高リスクと相関(OR, 2.6; 95% CI, 1.3-5.3) (trend ; p = 0.01)
この相関に関しては、使用CCBの種類(短時間作動 vs 長時間作動、dihydropyridine (DHP)系 vs 非DHP系)で予測ばらつき有り
利尿剤、β遮断剤、ARBに関しては相関認めず
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