2013年10月15日火曜日

脳卒中患者:ビタミンB12濃度と脳病変進行状況とは相関せず

脳卒中患者におけるビタミンB12濃度はその後の2年間の深部脳白質病変進展と相関せず


Vitamin B12 and Progression of White Matter Lesions. A 2-Year Follow-Up Study in First-Ever Lacunar Stroke Patients
van Overbeek EC, Staals J, van Oostenbrugge RJ
PLoS ONE 8(10): e78100. doi:10.1371/journal.pone.0078100

ビタミンB12と 脳室周囲白質の関連性は、ビタミンB12血中濃度低値と相関性横断研究結果が示されている。しかしながら、白質病変との関連性は不明で、visual  white matter lesions (WML) 変化スケールを用いて、脳室周囲白質(pWML)と、deep WML(dWML)ベースライン・2年後値とビタミンB12評価


ビタミンB12欠乏状態はpWML進展患者で進展してない患者より多い (41.9% and 19.7%, p = 0.02)
性別・年齢補正後、pWMLはビタミンB12ベースライン値と相関  (OR 1.42 per 50 unit decrease, 95% CI 1.00-1.92)。
しかし、dWML病変進展とは相関せず。

深部病変進展とビタミンB12サプリメント投与のベネフィットは不明


pWMLを誇大広告して、「かくれ脳卒中」と喧伝する学会団体の存在 ・・・ 

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