2013年10月25日金曜日

インド:不健康食品への税金増加で心血管死亡数減少

不健康な食品への税金アップは、不健康食を是正する可能性がある。


不健康食品の代表として、パーム油の飽和脂肪酸比率は、49g/100g

対して
ピーナッツ油 17g/100g
大豆油 16g/100g
キャノーラ・菜種油 7g/100g
 高脂血症対策として、20%のパーム油税を導入したところ、高脂血症、心血管疾患死軽度低下した。


Palm oil taxes and cardiovascular disease mortality in India: economic-epidemiologic model
BMJ 2013; 347 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f6048 (Published 22 October 2013)
Cite this as: BMJ 2013;347:f6048

パームオイル購入20%税は、約36万(95%信頼区間 24.7万〜 47.9万)名の心筋梗塞・卒中死亡減少: インド 2014-23 in India (心血管死亡減少 1.3%)


パームオイル20%値段増加後、多価不飽和脂肪酸(PUFA)摂取量増加によるベネフィットである死亡率減少は 42.1万(25.6万 〜 58.6万)名

税金によるベネフィットは女性より男性、田舎より都市部で大きく、摂取量や心血管リスクにより異なる。
食品安全性低下は1%未満で、これによる悪影響死は1万6千(1.2 〜 2.2万)名と推定

ユニバーサルに消費税アップするより、メリハリのきいた税制体系にした方が良いはず。手法上の面倒くささをどうのこうの政府や企業は言うが欧州などでは実施されてるわけだし・・・ 単なる業界団体と政府のご都合だけ


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