2013年12月27日金曜日

住民ベース研究:軽度認知機能障害では、頭部外傷と脳内アミロイド沈着関連性有り

頭部外傷は認知正常者あるいは軽度認知障害(MCI)において、アミロイド沈着と神経変性疾患とに相関する。

Mayo Clinic Study of Agingにおける448名の認知機能健常者と、141名のMCいにおいて、Pittsburgh compound B (PiB)-PET、fluorodeoxyglucose-PET、 MRIを行い、脳震盪や一過性記憶喪を伴う失頭部外傷自己報告との関連性


頭部外傷有無関連無く、認知機能正常者では、神経画像検査で差を認めず
MCI141名では、25名(18%)で頭部外傷自己報告あり、頭部外傷報告例ではアミロイドレベル高値 (平均 0.36標準取込値比, p = 0.002)


Head trauma and in vivo measures of amyloid and neurodegeneration in a population-based study
Michelle M. Mielke, et. al.,
Published online before print December 26, 2013,
doi: 10.1212/01.wnl.0000438229.56094.54
Neurology 10.1212/01.wnl.0000438229.56094.54


記憶障害問題を有する高齢者で、脳震盪病歴はアルツハイマー病病理プラーク病変と関連するアミロイド沈着傾向を認める。






A prospective study of gray matter abnormalities in mild traumatic brain injury
Josef M. Ling, BA, , et. al.
doi: 10.1212/01.wnl.0000437302.36064.b1 
Neurology December 10, 2013 vol. 81 no. 24 2121-2127

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