2014年1月23日木曜日

インフルエンザ:解熱剤で、罹患数増加、死亡数増加 ・・・ 季節性インフルエンザで特に明確

過度の解熱剤使用は結果的には症状を不顕性化し、住民レベルで伝播促進的に働く・・・


インフルエンザ流行期・・・【かぜに早めのパブロン】というコマーシャルは、倫理的に許されるのだろうか?


Population-level effects of suppressing fever
David J. D. Earn,et. al.
Proc. R. Soc. B. 2014 281 20132570;
doi:10.1098/rspb.2013.2570 (published 22 January 2014)

感染性疾患不快症状治療のために使用される解熱剤のため、発熱は通常軽減される。解熱行為の負の作用について、住民レベルで明らかな影響懸念。住民レベルに影響を与える感染伝播性高い場合、解熱剤頻用は使用しない場合より、より疾患数増加、死亡数増加をもたらす可能性。

季節性インフルエンザの個別要素推定公表データを集積。データは不完全で、heterogeneityがあるが、全体的には、米国内で、解熱により、インフルエンザ症例数増加し、死亡数を増加することが示唆された。
reproduction number R  〜1.8で、パンデミックインフルエンザ推定1%(95% CI: 0.0 - 2.7%)、季節性では5%(95% CI: 0.2 - 12.1%)



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