2014年1月6日月曜日

マラリア:経皮的診断可能に? 耳内光音響検出装置

photoacoustic device:光音響装置を用いマラリア診断という夢のような話

非侵襲的、すなわち、採血などの検査を必要とせず、経皮的に検出可能となる?
medpage解説では、耳内光音響検出装置として解説している。

生体内存在するマラリアに特異的な“   skin tiny vapor nanobubbles ”を同定



Hemozoin-generated vapor nanobubbles for transdermal reagent- and needle-free detection of malaria
www.pnas.org/lookup/suppl/doi:10.1073/pnas.1316253111/-/DCSupplemental.


マラリア特異的ナノバブルの音響的信号により、非侵襲的迅速に、マラリア感染検出可能となる。動物では、0.00034%ほどの成分。



赤外線スペクトラム上の短波長(ピコ秒)単位のレーザーパルス暴露で蒸散された、ナノサイズの生体結晶であるヘモゾイン(hemozoin)が累積する。in vitro研究では、Plasmodium感染赤血球は、音響波を形成するほどの微小バブルまで沸騰するヘモゾイン結晶となる。
 Lapotko らは、レーザーピコパルスを照射し、音響シグナルを検知するデバイスを作成。
マウスの耳内で感染赤血球を検知した。



ホントなら、このシステムは、防疫にもつかえるかも


参考: http://www.biken.osaka-u.ac.jp/biken/BioScience/page26/index_26.html
マラリア原虫はその赤血球内分裂期においてヘモグロビンを消費し、遊離ヘムをポリマーの状態にしたヘモゾインという代謝産物を産生する。ヘモゾインは赤血 球内にて合成され原虫(シゾント)と共に血中に放出され、その後網内系で主にマクロファージなどに貪食され細胞内に蓄積する。

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