2014年1月21日火曜日

小児市中肺炎:狭域vs広域スペクトラル抗生剤使用 ・・・ 効果差認めず

Comparative Effectiveness of Empiric Antibiotics for Community-Acquired Pneumonia
Pediatrics Vol. 133 No. 1 January 1, 2014 pp. e23 -e29
(doi: 10.1542/peds.2013-1773) 

多施設後顧的コホート研究で、2ヶ月齢から18歳までのカルテ調査
入院滞在日数と関連コスト比較


492名、域スペクトル薬剤(ペニシリン・アンピシリン単独) 52%、広域スペクトラム薬剤(セフトリアキソン、セフォタキシム非経口投与単独) 48%

補正解析で、狭域群の方が10時間ほど入院時間短い
酸素期間、発熱期間、再入院に差を認めず

平均標準化コスト、平均1日毎薬剤コスト有意差認めず



Narrow Vs Broad-spectrum Antimicrobial Therapy for Children Hospitalized With Pneumonia
Pediatrics peds.2013-1614

域スペクトル薬剤(ペニシリン・アンピシリン単独
広域スペクトラム薬剤(セフトリアキソン、セフォタキシム非経口投与単独)

LOS(入院滞在期間中央値)(n=15,564):3(IQR 3 - 4)日間
LOSは狭域vs広域の差認めず(補正後)

同様に、入院2日間でのICU入室比率差認めず(aOR 0.85 95% CI, 0.25 - 2.73)、14日内の再入院差認めず(aOR 0.85; 95% CI, 0.45-1.63)

狭域治療は、広域治療と、入院コスト、エピソードあたりのコストは同様

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