北米多施設、2977名
ベースライン、HbA1c 7.5%未満、認知機能・認知症無し
トライアルとしては、収縮期血圧 < 120 vs < 140 mmHg、 LDL < 100 目標)
結論としては、T2DM10年程度の罹病期間・心血管イベント高リスク群において、脳容積減少速度は、LDL強化治療(フィブラート治療)では影響を受けず、降圧強化治療でその減少速度を鈍化させる。
Cognitive Function and Brain Structure in Persons With Type 2 Diabetes Mellitus After Intensive Lowering of Blood Pressure and Lipid Levels
A Randomized Clinical Trial
Jeff D. Williamson, et. al.
; for the Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes (ACCORD) Memory in Diabetes (MIND) Investigators
JAMA Intern Med. Published online February 03, 2014. doi:10.1001/jamainternmed.2013.13656
ベースライン平均HbA1cは8.3%、 平均年齢 62歳、T2DM罹病期間平均 10年間
40ヶ月時点で、認知機能の差は、 強化降圧群、フィブラート付加トライアルでは認めず。
総脳容積(TBV)は、血圧強化治療vs標準治療群で差を認める (difference, −4.4 [95% CI, −7.8 to −1.1] cm3; P = .01).
フィブラート治療では、TBVにおいて、プラシーボと差を認めず
JNC-8を見ると、比較的マイルドな降圧が最近のはやりらしいが、2型糖尿病+高リスク群の脳容積を配慮すれば、ひょっとして、積極的降圧が必要なのかもしれない。
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