2014年2月4日火曜日

直腸結腸ガン:免疫化学的便潜血検査 システマティック・レビュー&メタアナリシス:

FIT: Fecal Immunochmical Test 免疫化学的便潜血検査
http://www.jsge.or.jp/cgi-bin/yohgo/index.cgi?type=50on&pk=D62

米国政府バックのU.S. Preventive Services Task Force (USPSTF)では、50-70歳において10年毎にコロノスコピー検査を推奨。代替として、高感度便潜血反応検査を毎年、あるいは、シグモイドスコピーを各5年毎+3年毎のFOBTとしている。FITより面倒で、より試料多く必要であり、食事や薬品にも気を遣わなければならない。ということで、委員会はFITの有効性強調に移行しつつある。

 
 
システマティック・レビュー&メタアナリシス

検討登録19研究


Accuracy of Fecal Immunochemical Tests for Colorectal Cancer: Systematic Review and Meta-analysis
Jeffrey K. Lee,  et. al.
Ann Intern Med. 2014;160(3):171-181-181. doi:10.7326/M13-1484 

直腸結腸ガン(CRC)のFITに関する、蓄積感度、特異度、陽性尤度、陰性尤度 は、 0.79 (95% CI、 0.69 to 0.86)、 0.94 (CI、 0.92 to 0.95)、 13.10 (CI、 10.49 to 16.35)、 0.23 (CI、 0.15 to 0.33)
全般診断正確性は、95%(CI, 93% to 97%)


蓄積感度・特異度推定性にかなりheterogeneityあり 


陽性カットオフ値による層別化、あるいは、FITブランド除去・中止除去により、均質な感度推定値を得た。
CRC感度は、カットオフ値低下することで、PPVの質改善 ( e.g.  20〜50μg/g を 20 未満に変更すると   0.70 [CI, 0.55 to 0.81] → 0.89 [CI, 0.80 to 0.95] 、特異性は低下するけど)

単一試料FITはいくつかのサンプルと同様の感度・特異性をしめし、FITブランドとは無関係。

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note