2014年2月12日水曜日

手術契機にオピオイド継続となる率 3%

確かに、オピオイドは、侵襲的検査や治療の恐怖感を軽減し、前向きに使うのは正しいと思う。だが、 パーシャルアゴニストを含め、オピオイド作動性薬剤をじゃんじゃん使う昨今の状況。 怖いなぁとおもってるのは、私の考えがアップデートについてけないからだろうか?パーシャルμ受容体アゴニストなど、今後も継続使用が増えると思うが、 使用期間制限をなんらか加えた方が良いと思うのだが・・・



カナダ・オンタリオの2003年から2010年までの住民ベース後顧的コホート研究


オピオイドnaiveな患者の約3%が90日後もオピオイド使用継続している状況


Rates and risk factors for prolonged opioid use after major surgery: population based cohort study
BMJ 2014; 348 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g1251 (Published 11 February 2014)
Cite this as: BMJ 2014;348:g1251




Procedures検討数 (n=39 140)オピオイド(Op.)使用期間
術後1-90日内Op.処方率 % (95% CI)術後91-180日内Op.処方率 % (95% CI)
泌尿器手術:根治的前立腺摘出


(open and minimally invasive)519365.2 (63.9 to 66.5)2.8 (2.4 to 3.2)
冠動脈バイパス via 胸骨切開948853.5 (52.4 to 54.5)3.3 (2.9 to 3.6)
胸腔内手術:


 最小侵襲肺切除72065.7 (62.1 to 69.2)6.3 (4.6 to 8.3)
 開胸242372.4 (70.6 to 74.2)8.5 (7.4 to 9.6)
腹腔内手術:


 最小侵襲手術320244.1 (42.3 to 45.9)3.2 (2.6 to 3.9)
 開腹回腸直腸手術 864238.0 (37.0 to 39.1)2.8 (2.4 to 3.1)
婦人科手術:


 子宮摘出最小侵襲手術528735.7 (34.4 to 37.0)1.5 (1.2 to 1.8)
 開腹 418547.3 (45.7 to 48.8)2.5 (2.1 to 3.0)

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