検診発見乳がんの2割以上に過剰診断、マンモグラフィー424名に1人が過剰診断
マンモグラフィー検診施行・未施行比較での、40-59 歳女性の25年フォローアップで、がん頻度と死亡率比較
結論から言えば、40-59歳の年次マンモグラフィーは、アジュバント治療を自由にしたとき、乳がん死亡率を、身体所見あるいは通常ケアと比較して、減少しなかった。
22%(106/484)が過剰診断で、トライアルに於けるマンモグラフィーあたり424名に1人が乳がん過剰診断に相当。
Twenty five year follow-up for breast cancer incidence and mortality of the Canadian National Breast Screening Study: randomised screening trial
BMJ 2014; 348 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g366 (Published 11 February 2014)
Cite this as: BMJ 2014;348:g366
5年間の検診期間(25年間フォローアップ)
進行期乳がん マンモグラフィー群 666名(被験者 44,925)、 対照群 524(被験者 44,910)
乳がん死亡 マンモグラフィー群 180、 対照群 171
乳がん死包括ハザード比は、マンモグラフィーにて 1.05 (95% 信頼区間 0.85 to 1.30)
40-49歳、50-59歳発見がほとんど。
研究全期間で
乳がん診断は、マンモグラフィー群 3250、 対照群 3133
乳がん死は、マンモグラフィー群 500、 対照群 504
乳がん累積死亡率は、マンモグラフィー群も、対照群も同様(ハザード比 0.99,
95% CI 0.88 - 1.12)
106のガンresidual excessが15年フォローアップ後見られ、これは過剰診断による弊害と考えられる。
【乳がん特異的死亡率】・・・みごとに重なってる!
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