2014年2月28日金曜日

【前向き研究】末梢炎症マーカーCRP高値 →その後のPTSDなりやすさと関連

COPD患者の全身性炎症とうつの関連について少し考えたところだった。

e.g.
Systemic inflammation is linked with depression in COPD patients, say researchers
http://www.news-medical.net/news/20130522/Systemic-inflammation-is-linked-with-depression-in-COPD-patients-say-researchers.aspx
共役要素多すぎて、明確な解答は現時点ではなさそうだが・・・


前向き検討にて、死のリスク高い兵役でのPTSDの炎症マーカーの影響研究


Assessment of Plasma C-Reactive Protein as a Biomarker of Posttraumatic Stress Disorder Risk
Satish A. Eraly, et. al.
JAMA Psychiatry. Published online February 26, 2014. doi:10.1001/jamapsychiatry.2013.4374
序文  Posttraumatic stress disorder (PTSD) は、横断研究上末梢性炎症と相関する。この観察研究的相関は、PTSDが炎症へ繋がる結果なのか(考察時に話題に上る)、炎症がPTSDへ繋がる結果なのか不明。

目的  炎症性マーカーとしてのCRPの血中濃度がその後のPTSD症状予測に繋がるか決定。

デザイン・セッティング・被験者  Marine Resiliency Study、 前向き研究、2600 前線海軍雇用者、PTSD症状、種々身体・心理測定(徴用前、徴用後約3ヶ月〜6ヶ月、7ヶ月後)。4つの前線派遣男性歩兵大隊から登録。登録者陽性2987名;2610名(87.6%)同意、2555(85.8%)研究時点解析。先頭関連外傷の徴用後データは2208名(2555中86.4%)、徴用後3,6ヶ月時点でのPTSD症状は、それぞれ、 1861 (72.8%)と1617 (63.3%) 。

主要アウトカム・測定  徴用後3ヶ月のPTSD症状重症度評価:Clinician-Administered PTSD Scale (CAPS)

結果 ベースラインの血中CRP濃度の徴用後CAPSスコアへの影響を zero-inflated negative binomial regression (ZINBR)(この研究でのCAPSのような分布のためにデザインされた方法で、ほとんどの値がゼロで、時に数字が入ってるような部分布で、正に歪んだ分布に適した方法)を用いて検討
ベースラインCAPSスコア、外傷暴露、他の明確寄与要素補正後、ベースライン血中CRP濃度は、その後の全体的徴用後CAPSスコア予測要素として有意 (P = .002): CRP濃度10倍毎、非ゼロアウトカムオッズ比相関 (全PTSD症状の有無  1.51 (95% CI, 1.15 〜1.97; P = .003) 、nonzero valueの倍のアウトカム増加  (extent of symptoms when present) of 1.06 (95% CI, 0.99-1.14; P = .09)

結論・知見 末梢性炎症マーカー、血中CRPは、PTSD症状出現と前向き検討で関連し、それは、炎症がPTSD生じやすくする要素となることを示唆。


0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note