ここでは、年齢補正D-ダイマーとして、年齢×10(50歳以上)としてその、高齢者D-ダイマーの診断的価値検証。
D-ダイマー固定指標 500μg/Lより年齢補正カットオフ値使用の方が、臨床的VTE尤度低値例除外診断価値高める
Age-Adjusted D-Dimer Cutoff Levels to Rule Out Pulmonary Embolism
The ADJUST-PE Study
Marc Righini, et. al.
JAMA. 2014;311(11):1117-1124. doi:10.1001/jama.2014.2135.
プライマリアウトカムは、診断戦略失敗率(年齢補正D-ダイマーカットオフ結果陰性の、フォローアップ3ヶ月間に血栓塞栓イベント近傍状況となった場合)
3346名のPE疑い例(revised Geneva score or the 2-level Wells score for PE)、PE頻度19%
臨床的可能性高くない、あるいは、可能性低い例は、2898名のうち、817名(28.2%)はD−ダイマー 500μ/L未満(95% CI, 26.6% - 29.9%)、339名(11.6%)は500〜年齢補正D-ダイマーカットオフ値(95% CI, 10.5% - 12.9%)
3ヶ月予測失敗率は、500μg/L超で高いが、年齢補正カットオフ値未満では1/331(0.3% [95% CI, 0.1% - 1.7%])
75歳以上766名の患者のなかで、<500 μg/L未満という非高度臨床的可能性の673名、年齢指標を使用すると、除外可能患者が偽陰性所見無しで増加する ;43 / 673 (6.4% [95% CI, 4.8%-8.5%) → 200 /673 (29.7% [95% CI, 26.4%-33.3%)
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