2014年3月10日月曜日

コホート研究:非小細胞型肺がんの術前PETは 、不要手術を減少させる?

Preop PET Cuts Lung Cancer Surgery 
http://www.medpagetoday.com/HematologyOncology/LungCancer/44674

非小細胞型肺がんの術前PETは 、不要手術を減少させる?
コホート研究のため、? ・・・ をつけておく


Preoperative PET and the Reduction of Unnecessary Surgery Among Newly Diagnosed Lung Cancer Patients in a Community Setting
Steven B. Zeliadt, et. al.
J Nucl Med March 1, 2014 vol. 55 no. 3 379-385 

NSCLC 2977名(1997-2009)、PETにて病期決定・治療方針決定コホート

結果:全体からは、治療中あるいは12ヶ月以内発見の転移エビデンス発見は30.3%で、3名に1人が無駄な手術ということになる。
術前PET使用は、研究期間中増加し、9%から91%となっている。
conventional多変量解析にて、PET使用は必ずしも不要手術減少と関連せず  (オッズ比, 0.87; 95% 信頼区間 (0.66 – 1.16 ;  P =  0.351)
しかし、不要手術減少は、instrumental変数解析 にて、不要手術減少が示された(オッズ比, 0.53, 95% 信頼区間, 0.34 - 0.82 ; p = 0.004)。これは、未発見寄与要素の存在を意味する。


結論: PET は、不要手術避けるためベネフィット有り、ルーチンとなりつつある



参考:道具的変数 (操作変数; instrumental variable) を導入することで,因果関係の推論が可能になります
http://www4.ocn.ne.jp/~murakou/instrumental.pdf

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