頚部マニピュレーションと、頸動脈解離(CD : Cervical Artery Dissection)の関連性について、特に、若年・中年では、そのリスク発生の可能性高い。
カイロプラクティックや整形外科が米国ではその正式な施術者であり、彼らおよび被施術者への注意喚起になっている。
日本の整体は法的にレギュレーションされてないため、極めて危険な状況というのは言うまでも無い。柔道整復が近いのかもしれないが、捻挫の概念を逸脱した症例が多く、「手術療法と容認されない」可能性がある。
まぁ、なんにせよ、頚部のマニピュレーションにはご注意を!
AHA/ASA Scientific Statement
A Statement for Healthcare Professionals From the American Heart Association/American Stroke Association
Published online before print August 7, 2014, doi: 10.1161/STR.0000000000000016tion
http://stroke.ahajournals.org/content/early/2014/08/07/STR.0000000000000016.abstract
頸動脈解離(CD)は、若年・中年患者にとって重要な虚血性卒中の原因。上部頸椎に最も多く、内頸動脈や椎骨動脈に生じる。
現行のバイオメカニカルなエビデンスでは、 cervical manipulative therapy (CMT)がCDを生じると主張するに必要なエビデンスは不十分でったが、臨床報告で、機械的な力によりCD症例に役割を果たすことは示唆されている。多くの住民対照研究でも、CMTと椎骨動脈解離卒中との関連性が若年患者で見いだされている。
以前CMTを受けた患者での、CMT関連頸動脈解離の頻度は確立されてないが、おそらく頻度は少ないだろうが、施術者は、頸動脈解離を現存する症状と強く考えるべきで、患者側も、CMT施術前に、頸動脈解離と、CMTの統計学的関連性について情報提供を受けるべきである。
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