数々の有効性トライアルで、BCGワクチンの小児重症例への有効性60-80%とされ、特に髄膜炎への有効性が示されていた。地理的なばらつきが疾患既往のためよく分からずばらつきがあった。IGRAを用いたことで、BCGと肺結核感染を他の感染症を除外しつつ判定できることで、その効果を明瞭にできたところが大きい。
Effect of BCG vaccination against Mycobacterium tuberculosis infection in children: systematic review and meta-analysis
BMJ 2014; 349
doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g4643 (Published 05 August 2014) Cite this as: BMJ 2014;349:g4643
1950年から2013年の電子データベースによる参照リストから、14研究、 3855名の被験者
包括的リスク比 0.81(95%信頼区間, CI; 0.71 - 0.92) 、 小児へのワクチン予防効果は19%
2種のインターフェロンγ遊離分析(IGRA)、ELISpot、QuantiFERONの評価でも同様。
活動性結核発症情報有りの6つの研究(n=1745)に限定すると、感染予防効果は 27%(リスク比 0.73 , 0.61 - 0.87)、 活動性結核症への効果は 71% (0.29, 0.15 - 0.58)
感染者間で疾患発症予防効果は、58%(0.42 , 0.23 - 0.77)
IGRAによる評価による、BCG接種・結核予防効果
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