2015年2月27日金曜日

妊娠期果糖摂取は子供の喘息オッズを増加させる。2歳頃の果糖過剰摂取も小児喘息を増加させる。

妊娠中フルクトース母体摂取量と、こどもの喘息発症
コホート研究による知見

フルクトース摂取量増加にて、子供の喘息発症オッズ 22%増加し、2歳児の子供自体の振るうトース摂取でも同様影響。



糖添加甘味料によるフルクトース摂取と喘息の関連性示唆、同様に、幼少の時の摂取との関連性示唆。仮説として炎症誘発性の影響を及ぼすものと考える。




"Maternal prenatal intake of fructose is associated with asthma in children"
Wright LS, et al
AAAAI 2015. Abstract 736.

年齢中央値 7.7歳での喘息有病比較で、医師診断による母からの報告
mid-child期発症 19.7%
4分位比較で、低所得世帯ほどフルクトース摂取多く、BMI高く( 25.4 vs 23.8)、黒人が多い
女児・フルクトース高摂取は、mid-child期BMI高く(z-score 0.46 versus 0.30) 、喘息有病率高い(26% versus 14%)

1st、2nd トリメスターでの母体フルクトース摂取量は、子供のmid-child喘息頻度と相関(OR 1.22, 95% CI 1.03-1.44)
2歳時点でのフルクトース摂取量高値とも同程度相関(OR 1.22, 95% CI 1.02-1.46)


砂糖がだめならフルクトース(果糖)があるという人もいるが・・・
https://ja-jp.facebook.com/satoru.utsumi/posts/476313549119070

現在、食品や飲料の製造に使われている甘味料の55%は、コーンを原料としており、アメリカのカロリー源のナンバーワンは、HFCS(高フルクトース・コーンシロップ)の形態です。これは日本でもその傾向が強くなってきています。多くの人が体重を落とそうとして頼りにしている低脂肪ダイエット食品に、実は、往々にしてフルクトース が大量に入っています・・・ルクトース代謝の過程で生成された脂肪酸は、肝臓や骨格筋組織の中に脂肪滴として蓄積し、インスリン耐性とNAFLD(非アルコール性の脂肪肝)の原因となります


医者の中にも、糖尿病症例にはフルクトース主体とした点滴を・・・というのがいて 「フルクトース」点滴に需要があるところをみると、未だに・・・

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