重症外傷・大量出血患者への輸血成分のバランスの検討で、赤血球比率高い成分だと、その後の失血死リスクが高くなるという一見矛盾する結果、そして、1:1:1比率の方が、複数炎症性合併症(ARDS、MOF、感染、敗血症)比率が多い という内容にも解釈注意が必要と思う。
この報告だけじゃ、議論は終わらない・・・と思う
出血性ショックありの重度外傷患者での大量輸血成分、
血漿:血小板:赤血球比率 1:1:1 VS 1:1:2の比較
338名 VS 342名
主要アウトカムは24時間・30日全原因死亡率
この主要アウトカムの差は見いだせなかった。
しかし、1:1:1の方が、ホメオスタシス安定し、24時間以内の再出血による死亡少なかった。
Transfusion of Plasma, Platelets, and Red Blood Cells in a 1:1:1 vs a 1:1:2 Ratio and Mortality in Patients With Severe TraumaThe PROPPR Randomized Clinical Trial
John B. Holcomb, et. al.; for the PROPPR Study Group
JAMA. 2015;313(5):471-482.
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