CRP 15 mg/dLを超える、高度炎症反応のある支柱肺炎に対し、
メチルプレドニゾロン 0.5 mg/kg/12h bolus投与 5日間 ・・・ ゆえに、総量 1mg/kg/日×5日間?
治療をすると、治療失敗率減少する
Effect of Corticosteroids on Treatment Failure Among Hospitalized Patients With Severe Community-Acquired Pneumonia and High Inflammatory Response
A Randomized Clinical Trial
Antoni Torres, et. al.
JAMA. 2015;313(7):677-686. doi:10.1001/jama.2015.88.
入院36時間以内介入
介入群(メチルプレドニゾロン群) 61例 vs プラシーボ 59例
プライマリアウトカムは、治療失敗
以下組み合わせ:
早期失敗 治療72時間内 [1] ショック出演示唆する臨床異常 [2] ベースラインで存在しない侵襲的人工換気の必要性 [3] 死亡
or
後期失敗 治療開始後72時間〜120時間内 [1] レントゲン所見悪化 [2] 重度呼吸不全持続,[3] ショック出現 [4] ベースラインで存在しない侵襲的人工換気必要性, or [5] 死亡
or
早期失敗と後期失敗の組み合わせ
治療失敗
メチルプレドニゾロン群 (8 patients [13%])
プラシーボ群 (18 patients [31%]) (P = .02)
群間差 18% (95% CI, 3% to 32%)
ステロイド治療は、治療失敗リスクを減少 (odds ratio, 0.34 [95% CI, 0.14 to 0.87]; P = .02)
院内死亡率の群間差、認めず (6 patients [10%] in the methylprednisolone group vs 9 patients [15%] in the placebo group; P = .37); 群間差 5% (95% CI, −6% to 17%)
高血糖 メチルプレドニゾロン群 11例(18%) vs プラシーボ群 7例(12%) (P = .34)
結論づけは難しいと思うが、高度炎症反応を示す重症市中肺炎患者では、メチルプレドニゾロンを急性的に使用することで、治療失敗を減少させることができそう。だが、死亡率への効果は確認できてない。
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