Long-Term Exposure to Fine Particulate Matter, Residential Proximity to Major Roads and Measures of Brain Structure
Elissa H. Wilker, et. al.
StrokeAHA.114.008348
Published online before print April 23, 2015,
doi: 10.1161/STROKEAHA.114.008348
【背景・研究目的】 — 大気汚染長期暴露は、脳血管疾患と認知機能障害と関連するが、脳の構造変化と関連しているかは不明。居住大気汚染長期暴露とMRIを用いた脳加齢マーカーとの関連性を検討
【方法】 — Framingham Offspring Study 、60歳以上、第7回調査、認知症・卒中なしの対象者を検討。 PM2.5暴露と主要道路近接住民という暴露と、総脳容積、海馬容積、白質高密度容積: white matter hyperintensity volume (log-transformed and extensive white matter hyperintensity volume for age)とcovert brain infarct(隠れ脳梗塞)、社会経済的地位、temporal trendを検討
【結果】 — PM2.5 2-μg/m3 増加毎に総脳容積 0.32 (95%信頼区間;95%CI、 −0.59 〜 ー0.05) % 減少と相関、隠れ脳梗塞は1.46 (95%CI、 1.10 〜 1.94)オッズ増加
4分位比較での主要道路からの距離比較で、遠距離ほど、対数変換白質高密度容積は、0.10 (95%CI, 0.01 〜 0.19)大きいが、広汎白質比較では明らかなパターンは見られない。
【結論】— PM2.5高レベルほど、脳容積総量は小さく、加齢関連脳萎縮マーカーとかくれ脳梗塞オッズ高値と関連。
これらの所見で分かったことは、大気汚染は、構造的な脳加齢、そして認知症・卒中無しの人へもじんわり悪影響を与えることになること
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