2015年5月15日金曜日

アトピー性喘息:血中アポリポ蛋白A-I ・HDLラージサイズは気道閉塞防御的

ApoA-IやHDLNMRラージサイズは気道閉塞を軽減可能ということになり、治療不応性となりやすい高齢者肥満女性に多い喘息の一群の治療に方向性を示しているのかもしれない・・・





Serum Apolipoprotein A-I and Large High-Density Lipoprotein Particles Are Positively Correlated with FEV1 in Atopic Asthma
Amisha V. Barochia1, et. al.
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine  Volume 191, Issue 9
Read More: http://www.atsjournals.org/doi/abs/10.1164/rccm.201411-1990OC


154名のアトピー性、非アトピー・非喘息
159名のアトピー及び喘息


アトピー&喘息患者だけに見られるが、血中脂質濃度とFEV1は相関


同患者群において、HDLコレステロール及びApoA-I はFEV1と正相関
同患者群において、FEV1と血中TG、LDLコレステロール、ApoBリポ蛋白、ApoB/ApoA比は逆相関


NMRスペクトロスコピーの知見だが、FEV1と HDLNMR粒子サイズは正相関で、大型HDLNMR粒子と、IDLNMR総数濃度も同様に相関



一方、同患者群において、LDLNMR粒子サイズとLDLNMR及びVLDLNMR粒子濃度はFEV1と逆相関

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