握力がないと、全原因死亡、心血管死亡、心血管リスク増加する
単純な測定だが、血圧より強力な予後推定となる17ヶ国、14万名ほどの国際的調査
Prognostic value of grip strength: findings from the Prospective Urban Rural Epidemiology (PURE) study
Darryl P Leong, et. al.
on behalf of the Prospective Urban Rural Epidemiology (PURE) Study investigators
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(14)62000-6/fulltext
PURE研究:2003年1月から2009年12月まで、14万2861名登録、うち、13万9691名は既知生存状態
フォローアップ期間中央値は 4.0年間(IQR 2.9〜5.1年間)、死亡3379/13万9691名
補正後、握力と各々のアウトカムの相関、がんや呼吸器疾患入院を除外したところ、国収入層別でも横断的に同様の傾向であった
握力は全原因死亡率、心血管死亡率、非心臓血管死亡率、心筋梗塞、卒中と相関(握力 5 kg減少毎ハザード比 1.16, 95% CI 1.13–1.20; p < 0.0001、1.17, 1.11–1.24; p < 0.0001、1.17, 1.12–1.21; p < 0.0001、1.07, 1.02–1.11; p=0.002、1.09, 1.05–1.15; p < 0.0001)
握力は全原因死亡、心血管死亡率予測としては収縮期血圧より強力な指標
握力と糖尿病頻度、肺炎あるいはCOPD入院リスク、転倒外傷・骨折リスクには有意な相関認めず
先進国にて、癌リスクと握力は正の相関 (0.916, 0.880–0.953; p < 0.0001)だが、中間・低収入国家ではその関連性認めず
握力は、簡単な加齢マーカーとして良いのかもしれないと・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿