2015年5月18日月曜日

甲状腺腫瘍:FNAによるmiRNA、mRNA、DNAマルチプラットホーム検査で良性・悪性分別明瞭に

微細針吸引生検(FNA)による、miRNA、mRNA、DNA検査


良性と診断できる可能性が増えるのが無駄な手術を減らすという意味で有意義と思う



Molecular testing for miRNA, mRNA and DNA on fine needle aspiration improves the preoperative diagnosis of thyroid nodules with indeterminate cytology
Emmanuel Labourier, et. al.
Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism
DOI: http://dx.doi.org/10.1210/jc.2015-1158
Published Online: May 12, 2015


手術標本と術前FNA(n=648)にて、17の確証された遺伝子変化をmiRinform Thyroid testと10-miRNA遺伝子発現classifierにて陽性陰性を検証

悪性アウトカムを呈した結節69%で、変異検出
遺伝子変異陰性標本にて、miRNA検査は悪性症例同定率 69%、良性症例 98%

組み合わせアルゴリズムの診断感度・特異度はそれぞれ、 89% (95% 信頼区間 (CI) : 73 – 97%) と、85% (95% CI : 75 – 92%)

癌比率 32%で、分子診断の61%で良性で、陰性予測比 94% ( 95% CI: 85 – 98%)

様々な癌比率の程度と無縁に、良性判定は、mRNAベースの遺伝子発現率65%まで増加し、診断的手術69%まで減少可能




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