2016年3月10日木曜日

AAAAI:慢性副鼻腔炎・喘息に抗真菌薬ベネフィット?

結論からは、慢性副鼻腔炎および喘息症例で、感作の有無関係なく、抗真菌薬ベネフィットありということだが・・・効果乏しい気がする




  "A retrospective study of the effect of antifungal therapy on a cohort with asthma and chronic rhinosinusitis"
   Li E, et al
  AAAAI 2016; Abstract 697.
 
 

134名の喀痰採取し、喘息もしくは慢性副鼻腔炎診断を受けた症例
これらの内83.5%、112名で、真菌培養陽性(培養2週内6CFU以上を定義)


112名中、75名をボリコナゾール、テルビナフィン、フルコナゾール あるいはその組み合わせで治療

フォローアップデータ活用可能62%、喘息のみ23例、慢性副鼻腔炎のみ17例、両疾患併存 22例


フォローアップ治療者中

  • 主観的症状ベネフィット 54/62(87.1%)
  • 咳嗽改善  20/62(32/2%)
  • レスキュー吸入使用減少 9/62 (14.5%)




症例中、スクラッチ検査あるいはRASTによる真菌感作例は16%(9/55)のみで感作確認例は少ない

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