2016年5月1日日曜日

メタアナリシス:スタチンによるうつアジュバント治療効果

“「自殺者の9割がスタチン服用してた」→故に、スタチンはうつ誘発”という低レベルの情報ネットで広まってるようだ。


スタチンの中等症・重度うつへのトライアルは、pubmedで3つほど現時点で見いだすことができる


Statins for the treatment of depression: a meta-analysis of randomized, double-blind, placebo-controlled trials

Estela Salagre , et. al.
Journal of Affective Disorders
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.jad.2016.04.047



疫学的研究にて、スタチンは気分障害へベネフィット可能性あり、一部RCTも示されている。
しかし、うつへのスタチンの役割不明。

中等度・重度うつ165名、3つの文献を最終的にシステマティックに検索後検討

抗うつ薬(citalopram or fluoxetine)のアジュバントとして、スタチン投与 82名、プラシーボ群 83

全研究は二重盲検RCT、フォローアップ 6-12週
スタチンは、ロバスタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン

プラシーボに比較して、add-on治療としてのスタチンでHDRSによる鬱症状評価大幅改善(SMD = −0.73, 95% IC −1.04 to −0.42, p<0 .001="" n="165)</blockquote">

出版バイアスの可能性は否定できない 

0 件のコメント:

コメントを投稿

アルツハイマー病を克服するヒントは「脳の自己再生力」にあった?

  この研究は、 ヒト成人の海馬 における 未成熟ニューロン の存在とその役割を最新の解析技術で解明したものです。科学者たちは、健康な高齢者、アルツハイマー病患者、および病理がありながら認知機能を維持している**「レジリエンス」**群の脳を比較しました。その結果、成人脳の未成熟ニ...